振替納税のメリット

11月も明日で最後となり12月から税理士事務所は繁忙期になります。
確定申告の時期も近づいてきているので、今日は納税の方法のひとつであります振替納税について書きたいと思います。

振替納税とは税金を口座引き落としで納付することです。
所得税の納付の方法としては、①銀行で手続きする、②インターネットバンキングで納付する、③税務署に現金で持っていく、④振替納税といくつか方法がありますが、一番オススメしたいのはこの振替納税です。

オススメの理由は以下の通りです。

(1)納期限が延びる
振替納税の一番のメリットはこの納期限です。確定申告の期限は3月15日で納期限も同じ日です。
ただ、振替納税にすると3月 15日の期限が約1ヶ月間延長されます。(その年によって延長される日数は異なります。)例えば、今年分(平成27年分)の確定申告期限は平成28年3月 15日ですが、納税の期限は平成28年4月20日に延長されています。また、納税が遅れた場合は延滞税という利息がかかりますが、振替納税で振替日にきち んと納付すれば延滞税はかかりません。

(2)銀行に行かなくて良い
通帳から自動引落しで納付するので銀行に行く手間が省けます。特にサラリーマンの方で不動産投資や株式投資で税金を払う人は、平日の日中は時間が取れないことが多いと思うので、銀行に行かなくて良いというメリットは大きいと思います。

(3)納税忘れの防止
確定申告を毎年している人は、予定納税といって所得税の前払いが必要になる場合があります。この予定納税の手続時期は7月と11月になりますが、うっかり忘れてしまう場合もあるかと思います。振替納税の手続きを行っていれば納税忘れを防止することが出来ます。(もちろん口座残高が足りていることが前提です。)

確定申告をされる方で振替納税を行いたい場合には、ぜひ当事務所までご連絡下さい。